NHKあさイチのプレミアムトークにタサン志麻さんという伝説の家政婦が出演していました。
プレミアムトーク タサン志麻|NHKあさイチ 人呼んで伝説の家政婦・タサン志麻さんをお迎えします。料理が専門で、さまざまな家庭を訪ね、その家庭の冷蔵庫にある食材を使ってわずか3時間で1週間分の本格的な料理を作り上げる志麻さん。 https://t.co/h6jcoYePiq
— kojikoji (@kojikoj50118065) November 6, 2020
料理は全くしないので完全スルーするところでしたが(笑)、「3時間で1週間分の本格的な料理を作り上げる」というフレーズが気になりました。
しかも、片づけまで含めて3時間!
で、新聞のテレビ欄を観ていたら同じ日の違う番組にも出る!と驚き。
他にも料理が上手な家政婦さんっていますよね?
まずはタサン志麻さんについてザックリ…全く知らなかったので(すみません)
- 料理専門の家政婦
- 各家庭にある食材をつかって3時間で1週間分の料理を作る
- 元フレンチの料理人
- フランス修行後、15年間一流店などで働く
- 「何かが違う…」という違和感でレストランをやめる
たぶんですけど料理の上手い家政婦さんって他にもたくさんいるはずですよね。。。
「伝説の家政婦」と呼ばれるということは、かかる時間や料理のレベルなどが飛びぬけているということですよね。
今までもテレビ出演が多数あるようでその度に多くの人の驚きと感動を呼んだとのこと。
すでに書籍もたくさん出版されているんですね。
タサン志麻が「伝説」と呼ばれるのはなぜか?
で、ここからはタサン志麻さんが「伝説」と呼ばれる所以を知りたいと思います。
「うわーすごい!」で終わらせてしまうのはもったいないと思ったので、少しでも考え方や方法論を取り入れられたら良いと思います。
もちろん、フランス料理をきちんと学び、経験を積んだことが前提になっていることは言うまでもありません。
家族になったつもりで料理をこさえる
- 家政婦として訪れる家庭の家族構成や好み、さらには体調まで考えて料理を作る
- 信頼関係がなければ「食」を他人に頼むことはできない=やりがい
- お母さんになったつもりで家族のために料理をつくること=幸せ
「家族」になったつもりで料理を作るというのが根本的な考え方のようです。
例えば、営業の仕事なんかでもマニュアルを棒読みされるよりお客さんに合わせた柔軟な応対が気軽にできた方が成果は出ますよね。
もう一歩踏み込んで「自分の家族のために」と思えれば…いい仕事が出来そうですよね。
自分の「原点」に還って生きる
- 料理=楽しいもの…楽しそうに料理をする母親の影響
- 高卒後、調理専門学校で心惹かれたのはフランス料理
- フランス料理の「野菜スープ」にホッとして距離が縮まる
- フランス留学中、「家庭料理」に心惹かれてそれがずっと続く
- 華やかなフランス料理を目指す周囲には本心は言えず
人それぞれに「原点」があると思います。
常に意識できる場合もあれば、ある日突然ひらめくこともあるかもしれません。
自分の「原点」に素直になれれば肩の力が抜けて自然な働き方ができると思います。
役に立たない「学んだこと」はない
家庭料理に心惹かれながらもフランス料理店に就職して貪欲学ぶ日々が続いたようです。
- シェフの料理や考えに傾倒
- フランス文化(歴史・文学小説、音楽や映画)を貪欲に学ぶ
家庭料理のことは忘れて華やかなフランス料理の世界に突進するのかと思いきや、逆に家庭的な料理への憧れが高まっていったそうです。
3年は辞めないと決めていたのでやり遂げたようですが、悩んだ末に退職…もやもやした原点を抱えたまま。。。
その後、食品会社でたれやソースを開発するアルバイトで「限られた予算内で理想の味に近づける」という精神が心に刻まれたようです。
その後、家庭料理に近い味を売るレストランに就職し多忙な日々を送ったのですが…。
10年後には退職を選択することになってしまいます。。。
無駄にならない経験はない!
その後、フランス家庭料理を学ぶためにフランスに行きたいという思いを抱えて焼き鳥店でアルバイト。そこで、フランス人のご主人と出会い結婚に至ります。
「今までの経験が活かせ、勉強ができる時間をもてる仕事はないか」という発想で就いた職が「家政婦」。
しかし、最初の仕事の中心は掃除。。。まあ、掃除でもカリスマ主婦と呼ばれる人もいますから極めようと思えばできたんでしょうけど…。
「これでいいのか」という気持ちを持ちつつも徐々に「料理がすごくおいしかった」というレビューを書いてくれる人が増えてきて…で、「伝説の家政婦」と呼ばれることになるのです。
タサン志麻さんの言葉を引用します。
「誰にも相談できず悩んできましたが、フランス料理に対する思いはずっと変わらず、勉強を続けてきました。そのことが今につながっています。料理が好きだと飛び込んだ世界のなかで、みんなと違ったっていい。一生懸命やっていれば必ず形になるはずなので、これからめざす人たちも周りに振り回されず、自分が好きだと思うものを追いかけ続けてほしいです」
まとめ
偶然見かけたテレビで初めて知ったタサン志麻さん。
そして、その考え方や生き方に興味を持ちましたので調べてまとめてみました。
自分の原点をみつめることや目の前にある仕事をきちんと積み上げていくことの大切さを学ぶことができました。
コメント