「銀河鉄道999」(原作:松本零士)という漫画に出会ったのは小学校低学年。
今思えば世の中や人生の「予習」をしていたのかもしれない…。
あれから約40年。今、万感の思いを込めて「銀河鉄道999」を「復習」する。
※原作コミック版のみを取り上げます。テレビアニメ版や映画版には触れません。
銀河鉄道999は滅亡した惑星の技術をパクッて作られた!
鉄郎はメーテルとともに銀河鉄道999の機関車内部を見学します。
メーテルの説明に鉄郎は驚きます。
銀河鉄道999は…
- 人間の科学以上の知力で作られている
- 滅亡した科学惑星の遺跡等からゲットした資料をもとに作られた
- 理解はできないけど使うことだけはできる
- 機関車自身が頭脳を持ったコンピュータ
- 機関車自体が絶対ミスを犯さない機関士

現在のAIの説明みたいなことになっています。。。
生身の体に戻りたいガラスの女・クレアにほの字
メーテルは「宇宙トンネル」に入る前に腹ごしらえをしましょうと鉄郎に言います。
鉄郎は「宇宙でトンネル」だって?はぁ?どういうこと?ってなります。
メーテルは「でもトンネルに入るのよ」と投げやりな回答…。
鉄郎は食堂車の豪華な感じにビビります。
食堂車のメニュー表には…
- ステーキ…1100
- コロッケ…600
- フライ…700
- ?…1200
- ランチ…900
と書いてありますが、鉄郎はメニュー表を見てもどうしていいのかわかりません。
見かねたメーテルの勧めでビフテキを注文することになりました。
注文を伺いに来たウェイトレスはクレアというガラスの体の女性でした。
鉄郎はクレアの美しさに圧倒されます。
しかし、クレアは寂しそうに素性を語ります。
- 見栄っ張りな母親にガラスの体にされた(毒親!)
- 血の通った体を買うためにここでアルバイトしている
- 光も影も自分の体を通り抜けることが寂しい
「あなたの手はあたたかい」とクレアに手を触られた鉄郎は目がハートになります。

「お金で機械の体を買う」という世界観に慣れてきましたが、逆に「お金で生身の人間に戻る」こともできるんだと驚きました。
幻覚とのハグで死にかけるもクレアが身を挺す!
銀河鉄道999は宇宙トンネルに突入しますが停電してしまいます。
真っ暗で食事が進まない鉄郎たちをクレアが自らを発光させて食卓を照らします。
食事を終えた鉄郎は暗闇の中、クレアに手をつないでもらい座席に戻ろうとします。
しかしクレアは消えてしまい、照明が復活しますがなぜか座席に母親が座っています。
驚いた鉄郎は母親と抱擁を交わします。
しかし、母親の抱きしめる力が尋常ではなかったので鉄郎は異変に気付きます。
鉄郎は幻覚(骸骨っぽく変化)に列車の外へ道連れにされそうになります。
そこにクレアが割って入ります。
幻覚を力いっぱい抱きしめたクレアは幻覚もろとも粉々に砕け散ってしまいます。
気を失った鉄郎は目を覚まします。
メーテルからこのトンネルの不可思議な現象について説明を受けます。
- さっき鉄郎を襲ったのは「幻覚」
- 変な異次元の空間みたいなところで変なことが起こる
- 昔ココにあった星にいた生命体のエネルギーが彷徨ってる説がある
- 人の心だけがトンネルに入るような「夢」のような現象かも(諸説あり)
- しかし、その「夢」は時々本当に人を殺す
鉄郎は車窓の外に捨てられ、流れていく破片がクレアの残骸だと知ります。
鉄郎はチリトリみたいなものでクレアの破片を宇宙空間に捨てる車掌に抗議しようとします。
しかし、メーテルに「規則だからしかたがない」と諫められます。
鉄郎は一粒だけ車内に残った涙の形をしたクレアの破片を見つめてメーテルとともに落涙します。
銀河鉄道999は次の停車駅タイタンへ向かいます。
【銀河鉄道999】あらすじ復習!第2話「火星の赤い風」
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